2018年11月にチャオプラヤー川沿いのトンブリー地区にオープンしたサイアムアイコン。そのアンカーテナントとして高島屋グループの「サイアム高島屋」がオープンしています。海外進出としてはシンガポール、上海、ホーチミンに続く4店舗目となった同店。ASEAN諸国において実績を持つタカシマヤシンガポールLTD.の経営資源、ノウハウ、知名度を利用し、今後の地域に根ざした店づくりが注目されます。
サイアム高島屋について
日本なら誰もが知っている有名百貨店の高島屋。高島屋グループでは成長戦略としてASEANでの店舗展開を推進しています。すでに東南アジアでオープンしているシンガポール、ホーチミンに続いてサイアム・ワピット社とのパートナーシップのもとタイに初進出を果たしました。
コンセプトに「タイの最高と高島屋のフュージョン」を掲げ、タイのアッパー層、チャオプラヤー川西岸における中間所得層、そして年間1900万人を超えるツーリストもターゲットとして取り込みを目指しています。高島屋の総合戦略である「まちづくり戦略」によって、消費環境の変化や消費者の価値観、そしてニーズの多様化にタイでどのように対応していくかが注目されます。
賃貸面積 36,000m²
売り場面積 25,000㎡
地上7階
530ブランド
サイアム高島屋へのアクセス
サイアム高島屋へのアクセスは、アイコンサイアムの無料シャトルボートを利用するのが便利です。BTSサパーンタクシン駅まで行き2番出口を降りるとチャオプラヤー川の各方面へ行く乗船場がありますので、アジアティークと同じ乗り場へ行きましょう。そこにアイコンサイアム行きのボートが発着しています。ボートの運行は8:00〜23:00までの間両岸を往復しています。その他無料シャトルバスがBTSクルントンブリー駅から出ていますが、ボートの方が早くておすすめです。
マップ
過去のタイでの日系百貨店の歴史をどう塗り替えるか
かつて同じく日系百貨店の大丸がタイで営業していました。1964年オープンという東南アジアにおける日系デパート進出の草分け的存在です。BTSプラカノン駅の開通を見越した新店舗建設などを行いましたが、残念ながらタイではよくある工事完成の大幅な遅れが響いて1999年にタイから撤退しています。現在サイアム高島屋の他に日系百貨店としてバンコク伊勢丹と東急百貨店がありますが、ペースを維持している伊勢丹に比べ東急百貨店はパラダイスパーク店閉鎖を発表するなど、なかなか苦戦しているようです。
サイアム高島屋が競合していくのは地元バンコクのモールです。これらモールのタイ人をよく理解した販売戦略に対抗しなくてはなりません。対策として、日本と同じように質の高い人によるサービス向上、現地雇用と従業員教育の強化に取り組む方針を打ち出しています。
各フロアの様子
各フロアアイコンサイアムへ連絡しています。
GF
フードコート、スーベニアショップ、スーパーマーケット。
UGF
和菓子・北海道どさんこプラザ、コンセプト雑貨ショップ、カフェ。
このフロアにはおしゃれなスイーツギフトが買える資生堂パーラーがあります。
MF
化粧品、カフェ。
1F
婦人服、ランジェリー、カフェ。
このフロアにはUCCコーヒーショップが入っています。
2F
アクセサリー、ハンドバッグ、婦人靴、時計、カフェ。
3F
紳士服、紳士雑貨、カフェ。
4F
リビング、キッズ、レストラン。
このフロアは日本食のレストラン街があり、徳(うなぎ)、おたる政寿司、かつくら(とんかつ)、きっしゃん(すき焼、しゃぶしゃぶ)、カムイ(北海道ダイニング)、竹若(総合和食)、ELLE Caféが入店しています。
日系百貨店の挑戦
日本の老舗百貨店高島屋のタイ進出。トンブリーという以外なエリアを選んだサイアム高島屋が、どのようにこの地域を変革していくのか日系百貨店の今後に注目です。
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店舗情報
SIAM Takashimaya
住所:99 Soi Charoen Nakhon 5, Charoen Nakhon Road, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok 10600:
電話:+66(0) 2-011-7500
営業時間:10:00~22:00