5月1日よりタイではタイ入国に関する大幅な新型コロナウィルス感染拡大防止の規制緩和がありました。今年の7月までにコロナをエンデミック(風土病)扱いにする目標で、段階的に規制緩和を行っているタイ政府ですが、5月1日からは、これまでの隔離なしプログラムで、タイ入国初日と5日目にPCR検査が求められていたTest & Goが撤廃され、ワクチン完全接種と医療保険加入を条件に、ホテルの事前予約や、検査なしでタイ入国後は自由行動できるようになりました。
5月1日以降のタイ入国の条件
5月1日よりTest & Goが撤廃され、タイ入国のための条件が大幅に緩和されました。これまでタイ到着の初日は、タイ当局が定める医療機関と提携のある宿泊施設の予約と、1度のPCR検査が必要でしたが、今回の規制緩和でワクチン完全接種と医療保険加入をクリアすればタイ入国のその日から自由に行動することができます。
タイ入国申請のためのタイランドパスはそのまま継続となっていますが、審査は48時間(2日)以内で完了との発表があり、承認までの早さが改善されています。
以下タイ入国の条件です。
ワクチン完全接種済の人
・タイランドパスに登録する
・パスポート、予防接種証明書などの必要書類を添付する。
・タイでの医療保険加入。最低10,000米ドルの補償範囲を持つ保険で、その証明証を添付。(タイ人以外のみ)
※タイに到着した後のコロナの検査は不要。
ワクチン未接種または、ワクチン接種が完全でない人
オプション1〜検疫の免除
出発前の72時間以内にRT-PCR検査結果が陰性である旅行者について。
・タイランドパスに登録
・パスポートを含む必要書類、および出発前72時間以内に発行されたコロナの RT-PCRテスト結果を添付。(タイパスにのみ添付する)
・タイでの医療保険加入。最低10,000米ドルの補償範囲を持つ保険で、その証明証を添付。(タイ人以外のみ)
※タイに到着した後のコロナの検査は不要。
(注意)すでにAQスキームでタイ入国が承認されており、施設での検疫免除でタイ入国を希望する場合は、タイランドパスに新規に申請が必要。
オプション2〜検疫隔離
出発前72時間以内にRT-PCR検査結果を取得できない旅行者、または検疫隔離を希望する旅行者は、次のことを行う必要があります。
・タイランドパスに登録。
・パスポート、代替検疫(AQ)ホテルの5日間の予約(1回のRT-PCR検査を含む)などの必要な書類を添付。
・タイでの医療保険加入。最低10,000米ドルの補償範囲を持つ保険で、その証明証を添付。(タイ人以外のみ)
・AQホテルでの5日間の隔離中、4〜5日目にRT-PCR検査を受ける。
(注意)タイランドパスが既に発行されている旅行者は、発行されたQRコードで入国可能。新しいタイランドパスに登録は不要。
(補足)
申請者は、承認されたタイランドパスのQRコードで、到着日がQRコードに示されている日付の前後7日以内であれば、異なる到着日であってもタイに入国可能で、再申請または変更は不要。
規制緩和後も、タイ滞在期間保障されているタイの医療保険必要で、取得したタイランドパスのQRコードが使用できるのは1回のみ。
規制緩和後の5月2日のスワンナプーム国際空港の様子
到着ゲートでは旅行者のお迎えの人がコロナ以前のように集まっています。
出発フロアも渡航者でいっぱいでした。チェックインカウンターはまだクローズした場所が多いのですが、人の多さは驚くほどです。
飲食のフロアも以前は営業していないお店がほとんどでしたが、活気が戻っています。
近づきつつあるエンデミック宣言
タイ政府は7月にコロナをエンデミック(風土病)として扱う目標を掲げており、段階を追って規制緩和を行っています。今回はTest & Goが撤廃となり、大幅な規制緩和となりましたが、面倒なタイランドパスが継続されています。
タイ政府や各方面で、4月のタイの旧正月ソンクランで新規感染者数が増加する予想がされていましたが、爆発的な増加とはなっておらず、現在一日の新規感染者数は1万人を切っています。
このまま減少傾向がキープできれば、次はタイランドパスが撤廃となり、本格的な開国となっていくでしょう。
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