MRTイエローラインが、2023年6月3日から1ヶ月間無料の試験運転を行い、7月3日から営業運行開始となりました。ラップラオから、シーナカリン通り、スクンビットのサムローンまでをむすびます。
特にシーナカリンの駅ができたことで、スクンビットからの移動がしやすくなり、通勤や通学、そしてシーコンスクエアやシーナカリン鉄道市場などへ渋滞を気にせず行けるようになりました。
イエローラインの停車駅と、乗り換えや各スポットへの連絡についてご紹介いたします。
MRTイエローラインについて
MRTイエローラインは、バンコクのラップラオからサムローン間のおよそ30kmを結ぶモノレール路線です。合弁事業BSR Joint Ventureが出資する民間企業イースタン・バンコク・モノレール株式会社の運営で、上下分離方式を導入しています。
4両編成の車両は、ボンバルディア製 INNOVIA 300シリーズが導入されており、製造は中国中車南京浦鎮車輛が担当しています。最高速度は 80 km/hです。
2023年6月3日より1ヶ月間の試験運転が開始され、その間は運賃が無料。6月3日よりフアマーク駅-サムローン駅まで、そして6月19日に全23駅が開通しました。営業運行は7月3日から開始されています。
イエローライン路線
駅番号 | 駅名 | 英語駅名 | 連絡 |
YL1 | ラートプラーオ駅 | Lat Phrao | ブルーライン(BL15) |
YL2 | パーワナー駅 | Phawana | |
YL3 | チョークチャイ 4駅 | Chok Chai 4 | |
YL4 | ラートプラーオ 71駅 | Lat Phrao 71 | |
YL5 | ラートプラーオ 83駅 | Lat Phrao 83 | |
YL6 | マハータイ駅 | Mahat Thai | |
YL7 | ラートプラーオ 101駅 | Lat Phrao 101 | |
YL8 | バーンカピ駅 | Bang Kapi | センセープ運河ボート The Mall Bangkapi Pier |
YL9 | イェーク・ラムサーリー駅 | Yaek Lam Sali | |
YL10 | シークリータ駅 | Si Kritha | |
YL11 | フアマーク駅 | Hua Mak | エアポート・レール・リンク(A4) ・国鉄 |
YL12 | クランタン駅 | Kalantan | |
YL13 | シーヌット駅 | Si Nut | |
YL14 | シーナカリン38駅 | Srinagarindra 38 | |
YL15 | スアンルアンラマ9駅 | Suan Luang Rama IX | シーコンスクエア、シーナカリン鉄道市場 |
YL16 | シーウドム駅 | Si Udom | |
YL17 | シーイアム駅 | Si Iam (Depot) | |
YL18 | シーラサール駅 | Si La Salle | |
YL19 | シーベーリング駅 | Si Bearing | |
YL20 | シーダーン駅 | Si Dan | |
YL21 | シーテーパー駅 | Si Thepha | |
YL22 | ティパワン駅 | Thipphawan | |
YL23 | サムロン駅 | Samrong | スクムウィット線(E15) |
イエローライン運賃
イエローラインの運賃は、15バーツから45バーツで設定されています。
イエローラインの運行時間
イエローラインの始発・終電は、ラップラオ駅発、サムローン駅発ともに同じ時刻です。
始発 5:30
終電 0:00
イエローラインの運行間隔
イエローラインの運行間隔は、平日の通勤・通学の時間帯6:30 – 9:30、17:00 – 19:00 が5分間隔、その他の時間帯と土日祝日は10分間隔となります。
イエローラインの乗り方
駅には自動券売機が設置されており、ここで乗車券を購入できます。
買い方は他のレールラインと同じで、マップの行き先を押して、お金を入れるだけです。英語表示も選べます。
プリペイドカードをチャージする場合や、片道乗車券購入に窓口があります。
緑の矢印のある改札ゲートを通ります。
プリペイドカードや乗車券をかざします。
出るときは、片道乗車券の場合は下のカード挿入口に入れます。プリペイドカードは入るときと同じ位置にカードをかざします。
駅と車内の様子
広く新しい改札口。
ホームの様子です。エアポートレイルリンクのホームに雰囲気が少し似ています。
すっきりした車内。
窓が広く、景色がよく見えます。
乗っている感じは、結構揺れがあり、手すりやつり革に捕まっている必要があります。
連結部分が非常に重厚にできています。
イエローラインの乗り換えと人気スポット
イエローラインの駅から、主に以下のような駅や人気スポットに連絡しています。
・MRTイエローライン・ラップラオ駅 → MRTブルーライン・ラップラオ駅
・MRTイエローライン・バンカピ駅 → センセープ運河ボート ザ・モール バンカピ乗船場
・MRTイエローライン・フアマーク駅 → エアポートレールリンク フアマーク駅、国鉄フアマーク駅
・MRTイエローライン・スアンルアンラマ9駅 → シーコンスクエア、シーナカリンナイトマーケット
・MRTイエローライン・サムローン駅 → BTSサムローン駅
BTSサムローン駅からMRTサムローン駅へ乗り換え
日本人の多いスクビット線からの乗り換えは、最も利用頻度が多いのではないでしょうか。
BTSの車内の表示には、サムローン駅にイエローラインのマークがついています。
BTSの改札を出て、3番出口を目指します。案内の表示がいたるところにあるので分かりやすいです。
案内に従って進みます。
イエローラインのMRTサムローン駅が見えてきます。
MRTスアンルアンラマ9駅からシーコンスクエア、シーナカリン鉄道市場
MRTスアンルアンラマ9駅の1番出口から、シーコンスクエア、シーナカリン鉄道市場へ行くことができます。
スカイウォークからシーコンスクエアが見えています。
スカイウォークを降りてすぐ、シーナカリン鉄道市場の入り口があります。
大通り沿いにシーコンスクエアがあります。
MRTフアマーク駅からエアポートレールリンク フアマーク駅
MRTフアマーク駅の1番出口から、エアポートレールリンク フアマーク駅に連絡しています。
スカイウォークを通り案内に従って1番出口に向かいます。
エアポートレイルリンクが走っているのが見えます。
その下のレールをイエローラインが走ります。
1番出口を出るとエアポートレイルリンクのフアマーク駅が見えています。ここでは、国鉄フアマーク駅とも連絡しています。
MRTバンカピ駅からセンセープ運河ボート ザ・モール バンカピ乗船場
MRTバンカピ駅からセンセープ運河ボートのザ・モール バンカピ乗船場に連絡しています。センセープ運河ボートは、セントラルワールドのあるプラトゥーナムや、トンローなどへアクセスしています。
ザ・モール バンカピ方面に乗船場があります。
MRTイエローライン・ラップラオ駅からMRTブルーライン・ラップラオ駅
MRTイエローライン・ラップラオ駅は、MRTブルーラインのラップラオ駅に連絡しています。
3番出口を降ります。
そのまま建物の方向に進みます。
MRTブルーラインのラップラオ駅4番出口があります。
シーナカリンへ渋滞なしで移動
イエローラインの開通で、今まで渋滞のひどかったシーナカリン方面に、スクンビットからスムーズに移動することができるようになりました。特にシーナカリン鉄道市場に行きやすくなったのはうれしいですね。バンカピの市場なども行ってみたいところです。
今後は人の流れのみならず、不動産などの土地開発にも大きく影響していくことでしょう。
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