【タイ】「バンコク封鎖」モールやレストランなど人の集まる施設が閉鎖された3月22日初日のバンコク中心部の様子

【タイ】「バンコク封鎖」モールやレストランなど人の集まる施設が閉鎖された3月22日初日のバンコク中心部の様子

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3月21日,バンコク都知事は,3月22日から4月12日までの間,新型コロナウイルス感染症の感染予防のため,バンコク都内の人が集まる施設を閉鎖することを発表しました。

3月18日から始まっている娯楽施設の営業禁止から、さらにモールやレストラン、その他人の集まるほとんどの施設が閉鎖となりました。事実上バンコク封鎖といえるこの措置が開始された初日のバンコク中心部スクンビットの様子をお伝えします。

バンコク商業施設封鎖の背景

今回の商業施設封鎖に踏み切った背景には、タイの格闘技であるムエタイの競技場で発生した集団感染が大きな原因であるといわれています。タイの国技であるムエタイのルンピニースタジアムで3月6日に行われた試合で、集団感染が発生していたことがわかり、その他の競技場でも感染があったことが発覚しています。

リング上でぶつかり合う選手の汗とともに、密着した席に座った観客はエキサイトして絶叫する、そんな濃厚接触が密閉された空間で長時間続きました。

現時点でその新規感染者数は188人と一気に増えており、潜在的な人数はもっと多いと見られています。4日後の試合は無観客試合で行われておりますが、時既に遅しで、今回の厳しい措置に至ったようです。

FNN PRIMEの記事を参考させていただきました。詳しくはこちらのリンクを御覧ください。

URL:https://www.fnn.jp/posts/00050859HDK/202003221730_sasakimakoto_HDK

タイ保健省による3月22日現在の新型コロナウィルス感染状況

新規症例数:188名

累計症例数:599名

新規死亡者数:0名

累計死亡者数:1名

累計治癒数:45名

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閉鎖の対象となる施設

バンコク都感染症委員会の3月21日の決議のよってバンコク都知事は以下の施設を閉鎖対象と定めました。

1.レストラン(テイクアウトの場合,もしくはホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ食事を提供する場合のみ開業可)

2.ショッピングモール。ただし,スーパーマーケット,薬や生活必需品を販売する店,テイクアウトが出来るレストランは除く。

3.コンビニエンスストア内の飲食可能なエリア

4.市場・定期市(生鮮食品、水気を伴わない食品、テイクアウトのために調理された飲食物,ペット食品、薬や生活必需品を販売する店のみ営業)

5.美容室,理髪店

6.刺青や身体の一部に針等を刺す場所

7.スケート・ローラースケート場,その他の遊技場

8.遊園地,ボーリング場,ボードゲーム場

9.ゲームセンター,インターネット屋

10.ゴルフ場,ゴルフ練習場

11.プールや類似の活動を行う施設

12.闘鶏場,闘鶏養成場

13.仏教のお守りや仏像販売所

14.見本市場,会議場,展示場

15 .すべての教育レベルの教育施設と私塾

16.フィットネス,美容クリニック、美容関連店

17.健康増進施設(スパ,マッサージ店,美容マッサージ店)

18.ペット用スパ,入浴、トリミング,飼育,一時預かり施設

19.個室付浴場

20.入浴,サウナ,薬用サウナのサービスを提供する店

21.興業場(映画館,劇場,興行場)

22.運動場

23.エンターメント場や右に類似する施設

24.ボクシング場,ボクシング学校

25.競技場

26.競馬場

違反した場合

この取り決めを不服として違反した場合は、感染症法に基づき以下の刑罰に処されるとのことです。

1年未満の禁錮刑、または10万バーツ未満の罰金乃至はその両方

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3月22日初日のバンコクスクンビットエリアの様子

プロンポン周辺

BTSの車内は空いています。

BTSプロンポン駅に降りたときなんと私一人だけでした。

改札も人がおらず運休中の駅のようです。

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エムクオーティエも閉鎖中ですが、高級スーパーのグルメマーケットが開いているので中に入れました。

エスカレーターの上は暗くなっています。

モールのお店に限らずですが、この機会にディスプレイを変えたり、大掃除している店舗をよく見かけました。

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グルメマーケットに着くととても明るく人がたくさん。なんだか安心します。

スイーツも普通に売っています。

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街角では露天でマスクが売っています。今お店ではほとんど手に入りませんが露天なら結構売っていますね。

フジスーパー1号店に来てみました。商品は充実しておりいつも通りです。買い占めなどは起きていません。トイレットペーパーも山積みに。

非常事態のとき目が行くのはカップ麺ですね。在庫十分。

店内では食事できませんが、テイクアウトできる飲食店なら営業可能なので、店頭でお弁当販売するお店もありました。

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アソーク周辺

アソークとプロンポンの間のスクンビット通り。こういう車の通らない瞬間が多い。平日はもっっと車が通ると思いますが。

アソーク交差点の上のスカイウォークからは消毒液でしょうか、何かが散布されていました。

BTSアソーク駅もほとんど人がいません。日曜とはいえ17時くらいのこの時間でこの状態はほとんど見たことがないですね。

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Terminal 21に入ってみましょう。

スカイウォークからの入り口は閉鎖されていました。

唯一入れる1Fのゲート1から館内へ。

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すると机がならんでこちらに向かって人が座っています。これはフードフロアに入っている飲食店がデリバリで受注しているようです。

椅子に座って待っているのはほとんどデリバリの配達員でした。

その他のフロアは閉鎖中。

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LGフロアは営業しています。でもあまりお客さんは多くないですね。

グルメマーケットも在庫十分。

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ヤマザキパンのサンエトワールが開いていました。

パンを買うと、買い物袋に入れてくれました。もうしばらくこの袋を見ていませんでしたが、今だけ特別なのでしょうか。

タイでは今買い物袋をくれません。その理由についてはこちらの記事を御覧ください。

「町から消えたレジ袋」と加速する廃プラスチックの輸入禁止による日本への打撃と新たな商機

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せっかく開通したBTSナナ駅まで行けるスカイウォークは誰も人が歩いていません。

スクンビット通りも閑散としています。

ロビンソンデパート地下のトップスマーケットは、観光客など人もそれなりにいて商品も揃っています。

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日常生活的には大丈夫そう

一応町がどうなっているか、物はちゃんとあって買えるのか確認の意味もあってアソークなどの様子を見てみましたが、ヨーロッパのニュースのように買い占めでスーパーの在庫がないなどのことにはなっていないですし、外食はできませんが、ひとまず生活的には問題なさそうです。しばらくカフェやバーを楽しむことはできませんが、今は我慢のときですね。

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