7月1日に最終段階となった学校、バー、パブ、カラオケなど夜系のカテゴリー、ゲームセンターが解禁となりました。解禁当日7月1日の街とゲームセンター、そしてバンコクの歓楽街であるナナ、パッポン、タニヤ、ソイカウボーイの様子をお伝えいたします。
非常事態宣言
7月31日まで延長が決定。(6月30日であったものが更に1ヶ月延長となりました)
7月1日に施行された規制緩和
6月29日にタイ政府より発表された7月1日より施行の規制緩和の内容です。
禁止解除となったカテゴリー
・学校の新学期が始まる。(5月16日の予定だったのがここまでずれ込んだ)
・パブ、バー、カラオケ店、マッサージパーラー、ゲームセンターの営業禁止解除。
外国人入国規制緩和
「国際的な人の移動に関する」官報の公布ということで、外国人のタイ入国の規制緩和が7月から実施されます。
外国人のタイプは以下の6つに分かれています。
・労働許可証保有者とその配偶者、子供
・タイ人と結婚した人、親の一方がタイ人である人
・タイでの居住許可を取得している人
・医療目的の人とその付添人
・学生と保護者
・ビジネス目的、特殊技能を有する人、運送業者
主にビジネスでタイに入国する人が対象になっています。観光客の受け入れはまだ先のようですが、タイ進出を行っている企業にとっては大きな進展といえるでしょう。
街の中の学生
やっと新学期を迎えた学生たち。久しぶりに街の中で制服姿の若者を見掛けました。
学校は門が開いており、閉鎖されていた静かな状態から活気が戻ってきました。
ゲームセンター
MBKのゲームセンターでは早速学校帰りの学生たちがゲーム熱中していました。
ソーシャルディスタンディングが難しい環境なので、第4フェイズ以降となってしまいましたが、一人でやるゲームではなく、友だちと一緒に楽しめるゲームセンターを久しぶりに満喫する学生たちの姿が見られました。
夜の歓楽街の様子
ソイカウボーイ
観光の写真でもお馴染みのネオン看板がならぶソイカウボーイ。一気にゴーゴーバーなどがオープンしているかと思いきや、通りは暗くまだ営業しているお店は少ないようでした。
ナナ
ナナのソイ4は営業禁止の夜に比べるとかなり明るくなっています。それでも開いていないバービアもまだ多いようです。
ゴーゴーバーが集合したコンプレックスのナナプラザ。明るくはありますが、大半は営業していない状態です。
娯楽施設営業禁止令の出た3月18日当日の様子と比べてみる
パッポン
真っ暗でした。パッポンであることに気づきませんでした。あの露天が並び、賑やかなパッポン通りが廃墟を思わせる静けさはちょっと衝撃でした。
カラオケ店が密集するタニヤ通りも明かりが少なく、開いているお店もかなり少ないようです。
果たして準備中なのか破綻したのか
本来は第4フェイズまでであり、先月には解除されるかと思われたバーなど夜のカテゴリーですが、結局第4フェイズ以降となった厳しい状況での再出発。
シャッターの閉まったお店は果たして開店の準備をしているのか、または解除を前に資金が底をついてしまったのか。
タイミング悪く、東京の歌舞伎町でのクラスターのニュースはタイにも影響したと噂が流れました。実際あの感染拡散のニュースを見てタイ政府がより歓楽街のお店再開に対して慎重になったと言われています。
今週末の仏教祝日の酒類販売禁止が明けた日から開店を考えているお店も少なくないと思いますが、かつての賑わいには程遠い状況に驚くばかりの解禁当日でした。
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