【カンボジア】昆虫食！プノンペンでタランチュラを食べる！NGOが運営するクメール料理レストラン「ロムデン　Romdeng」

東南アジアでは昆虫食はポピュラーで、タイでもコオロギやタガメなどは屋台でも売られていますが、カンボジアではなんとタランチュラが名物として食べられています。さすがにクモを食べるのは、、という方もいらっしゃるかと思いますが何事も経験（笑）プノンペンのロムデンというタランチュラが食べられるレストランでタランチュラの唐揚げを食べてみましたのでご紹介いたします。

NGO“Mith Samlanh”が運営するロムデンについて

タランチュラが食べられるロムデンはNGO“Mith Samlanh”が運営するレストランです。Mith Samlanhは1994年8月に設立され、プノンペンとカンポンチャムの疎外された子供、若者、その家族、コミュニティと協力する非宗教的、非政治的な組織で、プロジェクトは子供の社会復帰（家族、公立学校制度、雇用、および文化への復帰）を支援するように設計されています。

ロムデンでは元ストリートユースがトレーニングを行っており、ほとんど忘れられていた地方のレシピから現代の創造的なカンボジア料理まで、多種多様なカンボジア料理を提供しています。レストランの設計とセットアップでは、できるだけ多くのカンボジア製の製品が含まれるように特別な注意が払われており、木製の彫刻、テーブル、椅子、ユニークなライトはすべてカンボジアで手作りされたものです。同レストランでは結婚式、行事、パーティーのケータリングも提供しており、最大160人のイベントを開催可能です。レストランのすべての利益はMith Samlanhのプロジェクトに再投資されます。

ロムデンへのアクセス

ロムデンは国立博物館周辺の西にあるオクナケット通りに立地しています。歩くと30分以上かかるので、Grubやトゥクトゥクを利用すると良いでしょう。

ロムデンお店の様子

お店の敷地に入ると屋外席があります。写真は明るくしていますが、夜の照明は結構暗めです。

この時はまだ雨季だったので雨が降っておりテントをはっていました。乾季は気持ちよく食事できそうです。

コロニアル様式の雰囲気の良い店内には手作りのテーブルや椅子などが置かれていています。

壁を飾るのは、トレーニングセンターのアートクラスの子供と若者が制作した絵です。店内ではグッズなども販売されています。

ロムデンの料理

さてではいよいよタランチュラを食べてみましょう！

タランチュラの黒胡椒とライムライムソース添え。見た目はクモの姿そのままです。サッと揚げるだけのようでかたちが崩れないんですね、

味は、まず足の部分を食べてみると、カリカリしており、つまみのスナックのような感じ。胴体は意外に味があり、ものすごく良く言えばカニっぽい感じでしょうか。時々内容物の苦味がありますが、ライムの酸っぱさのあるソースがなかなかあいます。

クモの姿が苦手でなければ悪くない味ですね。まあ一回体験すればそれでいいかなとは思いますが（笑）

エビとマンゴー、エンドウ、カシューナッツの炒めものです。マンゴーの甘さとエビの旨味がある料理。意外に南国の甘い果物を炒めても美味しいですね。

お会計はこの他にスチームライスとアンコールビールを飲んで合計19USDでおよそ2000円でした。

ゲテモノ系だけでなくクメール料理も楽しめる

クメール・ルージュ時代に食糧難となりクモなど様々な昆虫を食べるようになったといわれますが、特に味の良かったのでクモは現在も食べられているのだとか。日本人からするとゲテモノ系の料理になりますが、カンボジアではちょっとした高級食材のようです。ロムデンはお店の雰囲気も良く、この他にもクメール料理のフュージョンなどが楽しめるので、タランチュラ目当てでなくとも旅行の際は一度行ってみてはいかがでしょう。

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