ホーチミンの高級住宅街といえば2区のタオディエン区が有名ですが、7区にある「フーミーフン」というニュータウンは、水と緑豊かな環境のベトナムにおける最高レベルの高級住宅エリアとして注目を集めています。都市の喧騒から離れ、すべてが整ったワントップシティーについてご紹介いたします。
ニュータウン「フーミーフン」とは
フーミーフンはホーチミンの7区にあるニュータウンです。台湾資本のデベロッパーであるフーミーフングループによって開発されました。緑豊かでセキュリティも強く、インフラも整ったベトナム随一の高級住宅街です。年月をかけて都市開発され近代的であり、そしてリゾート感があります。
道路が広くおしゃれな洋館風の建物も見られます。
エリア規模
開発面積:409
住居数:約16,000世帯
居住人口:約40,000人
外国人居住者数:約15,000人(韓国人が中心)
フーミーフンへのアクセス
フーミーフンは1区の中心部から車で15分少々の位置にあります。見本市などが開催されるSECCやクレセントモールのあるエリアです。
フーミーフンの特色
外国人駐在員が多く居住するフーミーフン
高いクオリティの都市計画を実現したフーミーフンは、商業施設から学校、病院、公園などすべてが整った環境で外国人駐在員が多く居住しています。
7区の韓国人居住区であるため韓国人が中心ですが、2区のタオディエン区と同じように外国人のインターナショナルスクールが多く、日本人学校もあるため多くの日本人駐在員家族が暮らしています。
フーミーフンの医療機関
FVホスピタル
FVホスピタルはフランス人の医師グループによって設立された私立病院で、世界基準の医療の提供を理念としています。外資系病院でも比較的割安な治療費で、各種保険キャッシュレスに対応しており、日本専門の医療通訳ベトナム人の常駐であることから日本人にも利用されています。
インターナショナルスクール
フーミーフンには多くの外国人駐在員の家族が住む理由として、インターナショナルスクールが多いことがあげられます。日本人については、1997年に開校した在ベトナム日本人のための初等、中等(中学校)教育を行うホーチミン日本人学校があります。その他には韓国人学校、台湾人学校、カナダ人学校、サイゴン・サウス・インターナショナル・スクール(SSIS)などがあります。
フーミーフンの主要スポット
クレセントモール(Crescent Mall)
世界的な高級ブランドからファッション、コスメ、飲食などのお店が入居しているショッピングモールです。
ホーバングエット公園(Cong vien Ho ban nguyet)
クレセントモールの横にある公園というよりは遊歩道といった感じの公園。
夜はライトアップされとてもムードがあってきれいです。
SECC サイゴンエキシビション&コンベンションセンター
ホーチミン最大のコンベンションセンターで、大きな見本市は主にここで行われます。
コリアンタウン〜ブイバンドアン通り
ブイバンドアン通りを中心にした区画は最もコリアンタウンらしい場所です。韓国料理のお店が多くならび、あちこちからK-POPが聞こえてきます。
さらに開発が進むフーミーフン
フーミーフン社と日系大手(大和ハウス・野村不動産・住友林業)による共同開発のThe Peakや、シンガポール系のデベロッパーによる開発も行われています。日本食の出店も増えており、それに付随して今後ますます日本人の居住者も増えそうなエリアです。
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