バンコクで公共交通の移動といえばBTSスカイトレイン。ほぼ主要エリアを網羅していますし、他の公共交通とも連絡している駅がありますので、観光も通勤通学もBTSが便利です。ではBTSの基本情報から観光地などの主要スポットのある駅をご紹介いたします。
BTS基本情報
1999年に開業されたバンコクの高架鉄道システム。MRT地下鉄とともにバンコクの公共交通の要として利用されています。
BTSの路線
BTSは2つの路線があります。
スクンビット線
最も利用頻度の高い路線で、バンコクの中心といえる町アソークや、日本人が多く住んでいるプロンポンやトンローなどのスクンビットエリアを横断している路線です。ウィークエンドマーケットのあるモーチット駅から2018年に延伸されたサムットプラカーン県のケーハ駅をつないでいきます。
シーロム線
ショッピングモールなどが集中したサイアムエリアからシーロムエリアのサラデーン、そしてチャオプラヤー川を渡り、トンブリー地区までつないでいます。
BTSの運行時間と運行間隔
おおむね朝6時から夜0時くらいまで運行しています。主な始発と終電は以下のようになっています。
スクンビット線
モーチット発
始発 5:15
終電 0:14
シーロム線
ナショナルスタジアム駅発
始発 5:30
終電 0:27
運行間隔
3分から10分間隔で運行しています。ほとんど待たずに次の電車が来きますが、時間帯や雨などでなかなかこないこともあります。
BTSの運賃
運賃は区間によって設定されています。
スクンビット線(モーチット~オンヌット間)及びシーロム線(ナショナルスタジアム~ウォンウェンヤイ間)
1区間 16B
2区間 23B
3区間 26B
4区間 30B
5区間 33B
6区間 37B
7区間 40B
8区間以上 44B
スクンビット線(オンヌット~ケーハ間)及びシーロム線(ウォンウェンヤイ~バンワー間)
一律 15B
最大乗車運賃は59バーツです。これはスクンビット線、シーロム線にまたがって15B区間を通過しても一方のみの適応になるため、44+15で59バーツです。
※2018年に開通したベーリング駅~ケーハ駅間はしばらく無料運転が続いています。
BTSの乗車券
乗車券の種類と料金
Single Journey Card
一回だけの使い切り切符
運賃:16〜59バーツ
有効時間:120分間有効
※改札に通してから改札を出るまでの有効時間です。時間を超過した場合40バーツの追加請求があります。
有効期限:購入当日のみ
購入場所:各駅改札横のオフィス窓口とBTS各駅に設置された自動券売機
One-Day Pass
一日のみ乗り放題の切符
運賃:140バーツ
有効期限:購入したその日なら何度でも乗車可能
購入場所:各駅改札横のオフィス窓口
Rabbit Card
日本でいうSuicaのようなチャージ式の切符です。一般チャージまたは固定回数を指定するチャージが可能
購入時の金額:200バーツ
(内訳〜発行手数料100バーツ+初期のミニマムチャージ金額100バーツ)
購入場所:各駅改札横のオフィス窓口
※購入の際、パスポートなどで身分証明が必要。
一般チャージ
チャージ可能額:100〜4,000バーツ
有効期限:購入日から5年間
※チャージしたお金の有効期限は2年間。
固定回数のチャージ
【一般】
15回券:465バーツ
25回券:725バーツ
40回券:1,080バーツ
50回券:1,300バーツ
【学生】
15回券:360バーツ
25回券:550バーツ
40回券:800バーツ
有効期限:購入日から5年間
乗車券の買い方
各駅改札横のオフィス窓口
駅によってはかなり行列ができます。短期の旅行者はなるべくOne-Day Passの購入をおすすめします。
自動券売機
各駅にある自動券売機でも切符の購入が可能です。これは一番多いコインのみ購入可能な券売機です。Single Journey Cardを買ってみましょう。
言語をEnglishで選択
目的の駅名をタップ
1区間1枚購入のときの画面表示
コインを投入
チケットが出てきました
紙幣はこのタイプの券売機で購入可能です。
BTSの乗り方
改札を通るときはタッチパネルにカードをかざします。
ラビットカードも同様です。
出るときSingle Journey Cardはここに入れます。ラビットカードは入るときと同じようにタッチパネルにかざします。
乗車時の注意点
大きな荷物を持って改札を通るとき
BTSの改札はセンサーが人の単体できっちり開閉するため、大きな荷物などを持っていると挟まれることがあります。これが結構痛いので荷物がある場合はぴったりと体にくっつけ抱えて通過しましょう。
大きな荷物の場合は改札横にゲートがありますので、係員に伝えてこちらを通りましょう。
駆け込み乗車は危険
日本の電車と違って駆け込み乗車が終わるまで待ってくれません。容赦なくドアを締めますので本当に危険です。ドアが締まりだしたらあきらめて次の電車を待ちましょう。
BTSの主要駅と観光スポットのある駅
スクンビット線
モーチット Mo Chit
観光スポット:ウィークエンドマーケット
乗り換え:MRTチャトチャック駅に連絡
パヤータイ Phaya Thai
乗り換え:エアポートレールリンク パヤータイ駅に連絡
サイアム Siam
観光スポット:サイアム・パラゴン(ショッピングモール)
乗り換え:BTSシーロム線に連絡
チットロム Chit Lom
観光スポット:セントラルワールド、伊勢丹 (ショッピングモール)
アソーク Asok
観光スポット:Terminal21(ショッピングモール)
乗り換え:MRTスクムビット駅に連絡
プロンポン Phrom Phong
観光スポット:エンポリアム、エムクオーティエ(ショッピングモール)
シーロム線
ナショナルスタジアム(National Stadium)
観光スポット:MBK(ショッピングモール)
サラデーン(Sala Daeng)
乗り換え:MRTシーロム駅に連絡
サパーン・タクシン(Saphan Taksin)
観光スポット:チャオプラヤー川
乗り換え:エクスプレスボート
公共交通として最も使用頻度の高いBTS
バンコク在住者も旅行者も移動にはこのBTSを使うシーンが多いでしょう。旅行者にとっては観光スポットと連絡した駅が多いので便利ですし、バンコクはとにかく渋滞しますので、是非BTSを乗りこなして旅を楽しんでいただけたらと思います。
>>バンコクの観光地やバンコクから日帰り観光しやすいアユタヤ遺跡巡り、そして人気のリゾートアイランドやアクティビティを楽しむならオプショナルツアーがおすすめです!