【タイ】多種多様なタイ認定のハラル製品とサービスが集まったムスリムフレンドリーイベント「Thailand HALAL Assembly 2019」レポート

【タイ】多種多様なタイ認定のハラル製品とサービスが集まったムスリムフレンドリーイベント「Thailand HALAL Assembly 2019」レポート

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2019年12月20日〜22日の期間、バンコクのバイテックにおいて、「Thailand HALAL Assembly 2019」が開催されました。会場には食品や衣類などを中心としたハラル製品とサービスの出展ブースがならび、多くのムスリムの人々の来場客で賑わいました。様々なカテゴリーの出展ブースやの会場の様子などをレポートいたします。

Thailand HALAL Assembly 2019 イベント概要

タイで認定されている多種多様なハラル製品とサービスを一箇所に集めて紹介する、タイ国家戦略に沿ったハラル問題の進展を目的とした展示会です。「Shariah Certifies – Halal Science Supports」の指針の中で、タイのハラル製品とサービスは世界的に認められています。

今年のメインテーマは「ハラルのアルゴリズムタッチ」で、グローバルな競争力を高めるため、標準化、科学、技術、イノベーションをハラルプロセスに体系的に統合し、情報技術に関連する各運用手順が正確に反映できることを検証します。

出展カテゴリー

食品科学および栄養

食品の安全と管理

ナチュラルプロダクトおよびバイオアクティブ化合物

バイオテクノロジーおよび分子生物学

化粧品科学

環境とグリーンテクノロジー

健康科学

ナノサイエンスとテクノロジー

デジタルマーケティングとデータドリブンマーケティング

eビジネスとモバイルコマース

イスラム金融

ブロックチェーンとモノのインターネット(IoTs)

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ハラルとは

ハラルはイスラム法で許された項目のことで、イスラム法の上で食べることが許されている食材、料理を指す。ハラールまたは主に日本ではハラルといわれる。

食べることが禁じられているのは、不浄とされている豚、犬、獲物を捕獲するための牙や爪がある虎・猫などの動物、きつつき、ロバ、ラバで、それ以外の肉でも正規の手順で屠殺されていないものに関しては食べてはならない。

これらは材料の表示だけを見て判断ができないため、ハラルの認定表示を必要とする。ムスリムの人口がほとんどである国や地域では食材がハラルであることは間違いないが、豚肉を使う中華系の移民が多い東南アジアではこの表示は意識される傾向にある。

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Thailand HALAL Assembly 2019 会場の様子

食品

調味ソースのブース。

このペーストが使われたパッタイを試食してみました。

辛そうに見えますがパッタイなので程よくピリッとしたいい味でした。

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こちらではコーヒーのサンプリングが行われていました。

奥のコーヒーを試飲。甘さが程よくまろやかで飲みやすかった。

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カレーのサンプリング。

辛さはかなり控えめのチキンカレー。サラッとしてるけどコクがあって美味しかったです。

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ちょっとしたフードコートのようになっているところには飲食のブースがたくさんならんでいました。

ボリュームのあるお好み焼きっぽい鉄板焼き。

こちら牛肉の塊。こんなにしっかり肉類を摂取するイメージがなかったので驚きでした。

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衣料品

衣類のブースにはさすがに女性が多く熱心に布の手触りなどを確認していました。

ムスリムのかぶりものであるヒジャブとコーディネートされた服などがディスプレイ。

アースカラーの落ち着いたものから

こんな派手なものまであり目を引きました。

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こちらウエディングドレス。装飾が独特で華やかですね。

定番っぽい絨毯です。200バーツまで値段が落ちていたようで720円くらいとかなりお買い得。そのせいか人がたくさん集まっていました。

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美容・コスメ

美肌系のベースでしょうか。実際に肌に塗ってみます。

ハラルのネイル。一見しただけでは市販品とどう成分が違うのかわかりませんね。

見た目もとてもきれいだった石鹸。

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フォーラム

この時のフォーラムではムスリムフレンドリーな外国旅行がテーマになっていたようです。ムスリムの人々が違う宗教の国を旅する際は戒律を守るためなにかと苦労が多そうですね。オーディエンスもたくさん集まり、特に子供を連れた旅行についての話には熱心に耳を傾けていました。

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あまり知られることのないハラルが集まったイベント

タイでは仏教徒が約95%を占める仏教国ですが、バンコクの町では南部寄りのせいかムスリムの人たちは比較的多く、企業やサービス業などでもその姿を普通に目にします。戒律が厳しいことはなんとなく知ってはいましたが、ハラルについてかなり細かい規制があることに改めて驚きました。

日本ではさらにムスリムについて馴染みが薄いと思いますが、近年はハラルフードのレストランや豚肉を調理していない厨房をつくるなど変化が見られるようですね。

このようなイベントを通して彼らが安心して食事したりサービスを受けたりできる環境が更に整っていけばいいなと思います。

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イベント会場情報

バイテックBITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)

バンコク最大規模の収容を可能とするコンベンションセンターでBTSバンナー駅からスカイウォークで直結。

総フロア面積50,400㎡

駐車場は総計4,700台収容可能

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