柔らかな色合いの白地に藍色や素朴な花などの柄が入ったベトナム南部の焼き物ソンベ焼き。ベトナム料理を引き立てる器として、ホーチミンのレストランでも好んで使われています。ホーチミンの2区に伝統的な作風を踏襲しつつ洋風の料理やインテリアにもマッチしそうなソンベ焼きを取り扱うソンベ焼きの専門店tuhu ceramics （トゥーフーセラミックス）があります。お土産としてもおすすめの商品やおしゃれな店内をご紹介いたします。
ソンベ焼きとは
ソンベ焼きの産地
ソンベ焼きは北部のベトナムを代表する焼き物バッチャン焼きに対して、ベトナム南部で有名な焼き物です。多くの日系企業が投資する工業地域として有名な、ホーチミンから車でおよそ1時間のビンズオン省がソンベ焼きの産地です。ソンベは旧地名です。
ソンベ焼きの特徴と形成
磁器のように純白ではなく、温かみのある白い生地に藍色の線や、淡いピンクの花などが描かれた素朴な器は料理を美味しそうに引き立ててくれます。土の生地は厚く重さがあることから、窯はおそらく1000度くらいの低い温度で焼かれていると思います。備前焼などの高温の焼締と違い、低い温度の窯の焼き物は壊れやすいので取扱いには注意が必要です。
絵付けに使われるのは、藍色はコバルト、花などのピンクは銅、茶色は鉄で、それぞれ窯の中での酸化による発色です。
tuhu ceramicsへのアクセス
tuhu ceramicsは、ホーチミンの2区タオディエン地区にあります。渋滞でなければドンコイ通りなどホーチミン中心部から15分少々で行くことができます。
マップ
tuhu ceramicsお店の様子
白い邸宅にアパレルブランドを思わせるおしゃれな外観のtuhu ceramics。
玄関にはたくさんのソンベ焼きがディスプレイされています。
店内はスッキリとした白い空間にいろんな種類の食器がならんでいます。
ディスプレイのレイアウトもおしゃれですね。
アパレル商品も扱っています。
tuhu ceramicsの商品
ご飯茶碗
ホーチミンの飲食店ではソンベ焼きのご飯茶碗を多く見かけます。とてもご飯が美味しそうに見えるんですよね。
ご飯茶碗各種 50,000〜
皿類
線模様、ホルスタインのような水玉、初期伊万里で知られる吹墨など様々なデザインが魅力です。
大皿 105,000〜
小皿 40,000〜
小鉢 30,000〜
豊富な柄で買いやすいのがマグカップですね。
カップ各種 60,000〜
味わい深いソンベ焼きの藍色
染付が好きな私としてはどうしても気になってしまうベトナムのソンベ焼き。その生地もややクリーム色のような白で、磁器とはまた違った趣があります。そしてtuhu ceramicsのソンベ焼きは現代風のインテリアや、洋食にも相性が良さそうでお土産やご自宅用に人気です。器にあわせた料理を考えるなど楽しみが広がっていいですね。ホーチミンに旅行に来た際は是非tuhu ceramicsの器をチェックしてみてほしいです。エスカレーションとしてコンテンポラリーアート美術館のTHE FACTORY CONTEMPORARY ARTS CENTREがほんのすぐ近くなので、ベトナムの現代美術に触れてみてはいかがでしょう。充実した旅の時間をお楽しみください！
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店舗情報
店名：tuhu ceramics
住所：11/4 Nguyen U Di St.,Thaodien Ward,Dist.2
電話：090-694-7488
営業時間：9:00～18:00
