ミャンマー最大の都市ヤンゴンへ旅行で訪れた際、まず気になるのがネット事情。ホテルやレストランなどWi-Fiはありますが、停電は頻繁に起きますし、通信状態はかなりまちまちです。でも、SIMを使えばおおむね屋外では4Gに繋がり早さも問題ありませんので、是非SIMは購入しておきたいですね。ヤンゴンの玄関口であるヤンゴン国際空港に着いたら簡単にSIMを購入できますのでご紹介したいと思います。
ミャンマーのSIMは3つの通信会社から選ぶ
ミャンマーのSIMを販売している会社は3社あります。3社はそれぞれ特徴が異なっており、旅のプランによって検討するのが良いでしょう。以下3社についての解説です。
通話が必須なら国営通信会社のMPT(エムピーティー)
MPT(Myanmar Posts and Telecomunications)は、ミャンマー国営の通信会社です。ヤンゴンの町を歩いているとよくMRTの文字を見かけるはずです。この通信会社の特徴は、通話がお得なところです。MPT同士なら電話代が1分間6チャット(0.5円)とのことで、ビジネスで現地の企業などと頻繁に連絡を取り合う必要があるなら、このMPTが向いているでしょうか。
スマートフォンでネットしか見ないという使い方の場合はMPTは候補から外していいと思います。
ネットの速度重視なら迷わずooredoo(オーレド)
カタール資本の通信会社であるooredooの特徴は、ヤンゴン市内なら3社の中で最も通信速度が速いことです。ブランド的には他の2社より遅れをとった同社ですが、2016年5月にミャンマーで初めて4G LTEを導入し、シェアを拡大しています。ネットを頻繁に使うならこのooredooがおすすめです。
ただし、ヤンゴンに注力している会社で、ミャンマー地方ではまだシェアが今ひとつのようなので、ヤンゴンが旅の中心である方に向いているといえます。
私はこのooredooを使用しましたが通信は速くて快適ですよ。パッケージの上の方にある数字は電話番号です。
ミャンマーをあちこち旅するならTelenor(テレノール)
2014年9月にooredooより一ヶ月遅れて市場に参入したこのノルウェー資本の通信会社は、後発であるにもかかわらず人気は高く、技術方式などの理由もありますがミャンマーの地方も広くカヴァーしているため、ヤンゴンだけでなくミャンマーの地方や全土の観光地めぐる旅を計画されている方には向いているでしょう。
ミャンマーSIMの料金プラン
各社共通しているのは、30日プランのサービスで通話もできることです。長く滞在する方には嬉しいサービスですね。料金はそれほど差がありませんが、最安値はooredooで高いのはMPTです。(2019年6月現在)
MPTの料金プラン
目安として使いやすそうな5Gプランは7500チャット(約530円)。
ooredooの料金プラン
私が利用したプランはこちらの5Gで6500チャット(約460円)のプラン。3G4500チャット(約320円)のプランでも充分かもしれません。
Telenorの料金プラン
5Gプランだと7000チャット(約500円)3.5Gだと5500チャット(約390円)です。
ヤンゴン国際空港のSIM販売場所
空港SIMの販売場所は、入国手続きや荷物を受け取ってゲートを出た場所にあります。
ゲートを出ると向かって左にooredooとTelenor
右の換金所に挟まれた真ん中がMPT
ミャンマーSIMの買い方
プランを選んだらパスポートと一緒にスマートフォンを渡すだけです。あとは全部セッティングしてくれるのでとても簡単ですね。ネット開通まであっという間です。
ビジネスマンは現地ミャンマー人のようにデュアルSIMで
デュアルSIM対応のスマートフォンをお持ちの方は現地ミャンマー人にように通話はMPTで、ネットは他の2社のいずれかというパターンも良いでしょう。日本人は通話を好まない方も多いですが、ASEANの東南アジア地域では日常的に通話を利用することが多いですね。
では、旅の目的にあわせてよりよい通信環境でミャンマーを満喫してくださいね!
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