水の都バンコクを象徴するチャオプラヤー川。観光のハイライトとなる王宮寺院巡りもチャオプラヤー川沿いにあり、観光客はボートに乗ってクルーズを楽しみながら寺院やカオサン通りに向かいます。
チャオプラヤー川には英語ガイド付きのツーリストボートやチャーターボートなどもありますが、公共交通として利用されているチャオプラヤー・エクスプレスボートが安くておすすめです。
チャオプラヤー・エクスプレスボートについて
チャオプラヤー・エクスプレスボート(Chao Phraya Express Boat )はチャオプラヤー川を運行するバンコク都民の足であり観光の乗り物としてもポピュラーな高速ボートです。ボートは普通(旗なし)、急行(オレンジの旗)、特急(黄色の旗)、ノンタブリー以遠の特急(緑色の旗)に分かれています。これらの4種類がありますが、週末を含み終日運行しているのはオレンジの旗の急行だけで、それ以外は月曜から金曜の朝夕のラッシュ時のみの運行であるため、実際に観光で利用するのはオレンジの旗ということになります。オレンジの旗が運行しているのは、毎日6:00-19:00となっています。
エクスプレスボートの運賃と旗の色
普通(旗なし):10、12、14バーツ
急行(橙旗):15バーツ
特急(黄旗):20バーツ(2路線ともに同じ料金)
ノンタブリー以遠便(緑旗):13、20、32バーツ
チャオプラヤー川観光の主な乗船場
チャオプラヤー川の見どころを網羅できるエクスプレスボートの乗船場は以下のようになります。
★ Wat Arun
観光地:ワットアルン(暁の寺)、ワット・ポー、ワット・プラケオ
船を降りるとワットアルンの境内に入ることができます。乗船場の横に対岸への渡し船が出ていますので、それに乗って対岸に渡ればワット・ポー、ワット・プラケオが渡船場のすぐ近くにあります。
N13 Phra Arthit
観光地:カオサン通り
Phra Arthit通りを越えてカオサン通りまで歩いて行けます。
N4 Marine Dept.
観光地:中華街
やや距離はありますが徒歩で行けます。
エクスプレスボートの乗り方
サパーンタクシンから
バンコクの各方面からはBTSシーロム線を利用し、サパーンタクシン駅で降ります。2番出口がチャオプラヤー川側になりますので、階段を降りるとすぐに川が見えています。
川の方に歩くとすぐに乗船場があります。ここにはツーリストボートなどの券売所もありますが、エクスプレスボートの券売所は一段上がった場所にあります。目立つ場所にありますのですぐにわかるでしょう。
ここで15バーツのチケットを買います。
材質もチープでいいですね。
係員が場所を指示しますので、列を作って並びます。
ボートが来ると乗り込むように促されます。
サパーンタクシン以外の乗船場からの場合
サパーンタクシンではチケットを買わないと乗り場に通してもらえませんが(以前は乗れましたが最近は通さないようにしたみたいです)、他の乗船場はチケットを買わずにそのまま乗ってもOKです。もちろん券売所に人がいれば買って乗ることも出来ます。ボートが来たらそのまま乗り込みます。
チケット買ってない人はボートに乗ると乗務員がチケットを売りにきますので購入しましょう。
エクスプレスボートの注意点
ボートの乗り降りは気をつけて
エクスプレスボートは乗り降りのときは注意が必要です。大抵の場合はロープを固定し、きっちり乗り場に停まりますが、操縦する人によっては岸に激突したり、固定が不安定な場合などもあります。先日初めて見ましたが、集団で乗ろうとしていた観光客が分断されたままボートが出発し、岸に引き返すということがありました。岸に残された人たちはボートが戻るまで唖然としてましたね。
ボートの揺れに注意
シーズンなどにも影響しますが、波がやや出ている時はボートが揺れたりホッピングしたりすることがありますので、写真撮影に夢中になって身を乗り出してカメラや携帯を川に落としたりすることがないように。また、対面からボートが来てしぶきがかかったりしますのでご注意を。
チャオプラヤー川クルーズの魅力をよりダイレクトにチープに!
エクスプレスボートに乗ると風景や同乗している人たちとの距離感が近く感じられます。乗船場に着いたときも荒々しく活気があります。いつも乗船率が高く快適とはいえませんが、15バーツ、つまり50円ほどでチャオプラヤー川の景色が楽しめて、いろんな場所へ移動できるこのエクスプレスボートに、初めてバンコクへ来られる方は是非乗ってみてほしいと思います。
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