タイの真夏にあたる4月、世界的に有名なお祭りソンクランが行われます。水掛けまつりとして知られるソンクランは、期間中に世界各国から多くの観光客が訪れますが、今年も新型コロナウィルスの感染拡大防止のため公共の場での水掛けは禁止となり、3年連続で水掛けのないソンクランとなりました。
水掛けは禁止となりましたが、バンコク中心地のショッピングモールでは、ソンクランらしい催しが行われ、お祭りらしさを味わうことができました。涼しいモール内でたのしむソンクランの様子をレポートいたします。
ソンクランについて
タイの旧正月であるソンクランは、旧暦における4月の中盤あたりに行われていましたが、現在は日程が固定され、毎年4月の13、14、15日が祝日となっています。
ソンクランといえば大勢の人々が集まって水を掛け合う、水掛けまつりが有名です。
本来水掛けまつりは、家族で仏像にお清めの水をかける厳かな行事でしたが、いつの頃からか派手な水の掛け合いに発展していき、現在では世界中から参加者が集まるメジャーなお祭りとなり、タイ観光最大の目玉となっています。
バンコク中心地の各モールの様子
アイコンサイアム
チャオプラヤー川リバーフロントのアイコンサイアム。モール前にはソンクランのきらびやかなセットが設置されています。
入り口前に仏像が安置され、来店客が水をかけてお参りしていきます。
館内にも祭壇が設けられていました。
受付で100バーツを渡すと賽銭をくれます。
賽銭は祭壇の横にある鉢にお参りしながら順に入れていきます。
小さなパゴダ(仏塔)もあり、撮影ポイントがたくさんです。
マーケットのフロアは出店の数も多く、たいへんな賑わい。
仏像に飾られたお花がとてもきれですね。
ゾウもソンクラン仕様です。
サイアムパラゴン
サイアムパラゴン前の広場にはプールがつくられ、ボードですべる男の子の姿などもありました。
館内には仏像がならんでいます。
来店客が仏像に水をかけてお参りしていきます。
セントラルワールド
セントラルワールドのモール前広場にはテントが設置され、出店がならんでいました。
食べ物を中心にいろんな種類の出店がたのしめます。
館内にも飲食ブースがあり賑わっていました。
一つだけ長蛇の列のブースが。
お目当てはこのお菓子。甘くいい匂い。
行事のたび献花を捧げるセントラルワールド旧伊勢丹前の祠。
セントラルワールドに近いエラワン祠は参拝客が多かったのでしょう。すごい花の数です。
Terminal 21
Terminal 21の前はカラフルなソンクランの飾りになっています。
Mフロアにはフードのブースがならび活気があります。
エムクオーティエ
エムクオーティエの中庭部分にはおしゃれなテントが設けられ、とてもいい雰囲気。
食べ物は質が良さそう。フルーツも色がきれいです。
違反して水の掛け合い
昨年は違反して水の掛け合いがあったというニュースはほとんど目にしなかった気がしますが、今年は数箇所で水掛けを行ったことが各メディアで報じられました。
公共の場ではタイ政府によって禁止されている今年の水掛けですが、バンコクで最も有名な水掛けまつり会場であるカオサン通りで、外国人観光客などによる水鉄砲などを使った水掛けが行われ、警察が出動する事態がありました。
ネットでも動画が拡散されており、通りにはぎっしりと人が押し寄せ、これではそもそもソーシャルディスタンディングもなにもないなという状況でした。
また、プーケットのバングラ通りでも水掛けがあったことが報じられています。
逮捕者が出たとは聞かないので、注意だけで終わったようです。警察がソンクランの白塗りの顔にされている写真も見かけたので、ある程度大目に見たところがあるのでしょう。
今年も期待を裏切られ
この日はソンクラン中日の14日で、バンコクの気温は37度まで上がり、日差しは刺すような強さでした。さすがはタイの真夏。こんな季節だからなおさら水掛けをしてたのしみたいところでしょう。今年は水掛け禁止3年目のストレスと暑さからか違反者が多く、コンビニなどでも、髪の毛や服も水浸しでお店に入って来る人もいたりしました。
しかし、多くの人々は家族で集まっての食事や、お寺で仏像に水を掛けてお参りしたり、涼しいショッピングモールなどで過ごすしたことでしょう。
ソンクラン後の新規感染者数増加を懸念するタイ政府ですが、なんとか現在の減少傾向を維持してほしいものです。
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