バンコクから最も近いビーチリゾート地のパタヤ。ラン島やジョムティエンなど美しいビーチが楽しめる世界的に人気の観光地ですが、ビーチだけでなく、アジアのサグラダファミリアといわれる巨大な木造建造物「サンクチュアリー・オブ・トゥルース “The Sanctuary of Truth“」があります。見るものを圧倒し、インスタ映えスポットとしても人気のサンクチュアリー・オブ・トゥルースについて、行き方から建物の説明、楽しみ方まで詳しくご紹介いたします。
サンクチュアリー・オブ・トゥルースとは
今もなお建築中であるサンクチュアリー・オブ・トゥルースは、1981年8月13日からタイのビジネスマンLek Viriyaphanのアイデアとして開始された宗教建築プロジェクトで、仏教およびヒンズー教の伝統的な題材を彫刻で満たした全木造の建築物です。建物の上部は105メートルで幅もおよそ100メートル。総面積は約2,115平方メートルです。
目的
すべての宗教が唯一の真実につながることを示しており、地球の古代のビジョン、古代の知識、東洋哲学を芸術と文化によって反映させ、訪問者に古代の生命、人間の責任、生活のサイクル、宇宙と生命の関係、ユートピアへ目を向けさせます。
様式
アユタヤ時代のタイの建築に基づいており、4つある塔門にはそれぞれカンボジア、中国、インド、タイの仏教およびヒンズー教の宗教と神話ついて手彫りの木製彫刻によって豊かに装飾されています。
サンクチュアリー・オブ・トゥルースへのアクセス
最もおすすめの行き方はソンテウ
サンクチュアリー・オブ・トゥルースの行き方で一番のおすすめは、流しのソンテウと交渉して乗せていってもらう方法です。パタヤ中心部であるセントラルフェスティバル周辺からであれば、多分200〜300バーツくらいで言ってくるかと思われますが、目標は150バーツくらいで、100バーツまで落とせたらラッキーといったところでしょう。私は今回同じ方角に乗る乗客がいるソンテウだったので100バーツで行けました。
安さならモータサイだけど、、
モータサイはソンテウチャーターより安く行くことができます。パタヤ中心部から100バーツくらいかと思います。ただモータサイは転倒や接触事故などが多く、できれば長距離は避けたいところです。絶対安く行ってやる!という方以外はあまりおすすめいたしません。
Grab
交渉が面倒くさい、という方にはGrabがあります。ただパタヤのGrabはバンコクなどに比べると運賃が高めです。セントラルフェスティバル〜サンクチュアリー・オブ・トゥルース間270バーツで表示されました。でも交渉が苦手な方には運賃がわかっていますし確実です。
一般タクシー
パタヤの一般タクシーはメータータクシーではなく、都度交渉または高い言い値運賃ということになります。最初の言い値が300バーツ以下で言われることはほとんどないのではないでしょうか。すぐに乗れて冷房で快適に、という方には一般タクシーということになるでしょう。
帰りについては、「パタヤ各地への戻り」を後ほど掲載しています。
マップ
サンクチュアリー・オブ・トゥルース場内
サンクチュアリー・オブ・トゥルースに到着したら入り口の門をくぐって中に入ります。まずはチケットを入手しましょう。
チケット売場
チケットは門をくぐって右手前方にあるチケット売場で購入します。
入場料は一人500バーツ(約1800円)。
チケット、案内リーフレット、シールを渡されます。このチケットは後ほど寺院内へ入るために必要になりますので捨てずに持っておきましょう。シールは上着やカバンにくっつけます。
服装などの注意
サンクチュアリー・オブ・トゥルースは宗教建築物であるため、タイのその他の寺院と同じようにタンクトップやミニスカートなど露出の多い服装は禁止されています。また、寺院はまだ工事中であるためヘルメットの着用が義務付けられています。
場内
チケットを購入したら真っ直ぐ進んでいきましょう。
突き当たりを左に曲がるとすぐに寺院が見えてきます。敷地内には動物園もあります。
まずは目の前にこの巨大な建築物が飛び込んでくるので驚きを覚えるでしょう。
寺院の全体が見えます。
見晴らしの良い撮影ポイント。
寺院のある海辺へ
寺院の中に入るために海辺まで降りて行きます。人数を分けて案内されますので、階段前の入り口で待ちましょう。
30分おきの設定ですが、そんなに待たされた記憶がないですね。
順番が来ると入り口でチケットをカットします。
階段を降りていきます。緑が清々しい。
階段を降りたところでヘルメットが配られます。そして右手に進んでいくといよいよサンクチュアリー・オブ・トゥルースの寺院に到着です。
フォトジェニックなサンクチュアリー・オブ・トゥルースを満喫
寺院外観
寺院前の広場です。内部への入り口はここからのように見えますが、ここは出口となっており、裏にまわるように促されます。
様々な彫刻が施された建物をゆっくり眺めながら歩きます。
この塔門周辺は中国様式の仏像のように見えます。
裏にまわるとカンボジアのアンコールトムを思わせる仏頭が見えます。個人的にこれはかなりインパクトがあった。
建物のいたる所で彫刻の作業が行われています。本当に現在進行系で作られている建造物なんですね。
ここが寺院内への入り口です。作業員が多いように見えますが、皆さんちゃんとルールを守ってヘルメットをかぶった観光客です(笑)
寺院内部
寺院内部へ入ります。数々のインスタ映えの撮影ポイントがあります。
寺院内を歩く人たちと柱の大きさを比べるとそのスケールがわかります。
寺院中央の塔です。かなり細密な装飾が施されています。
見上げると天井にも細かなレリーフがあります。何か宇宙的なものを感じさせます。
幻想的な仏像の連続した彫刻。
各天井には違った彫刻が施されています。
プミポン前国王の祭壇がありました。
出口付近の彫刻。
サンクチュアリー・オブ・トゥルースの楽しみ方いろいろ
サンクチュアリー・オブ・トゥルースは建造物鑑賞の他にショーやアクティビティなどを楽しむことができます。
タイ古典舞踊ショー
寺院前の広場でタイ古典舞踊のショーが1日2回上演されます。時間は11:30と、15:30からです。まだタイ舞踊を見たことがない方にはうれしい催しですね。
アクティビティ
サンクチュアリー・オブ・トゥルースの鑑賞と撮影を一緒に楽しめるアクティビティがあります。
象に乗る
タイらしい象のトレッキング。象から見る寺院はまた違った印象を覚えることでしょう。
料金:1人400バーツ(約1400円)/ 25分間。
ボート
寺院のまわりにある堀をボートで遊覧できます。建造物の迫力と優雅なボートで絵になります。
料金:1人250バーツ(約900円)/ 25分間。
馬車
馬車で場内を回ることができます。
料金:1人200バーツ(約720円)/ 15分間。
乗馬
乗馬もできます。
料金:1人300バーツ(約1000 円)/ 15分間。
その他のアクティビティ
スピードボートやATV、射撃などのアクティビティがあります。
カフェレストラン
見晴らしの良いカフェレストランからもサンクチュアリー・オブ・トゥルースの眺めを楽しめます。食事やコーヒーと一緒に壮大な寺院外観を満喫してみてはいかがでしょう。
パタヤ各地への戻り
パタヤ各地への戻りはチケット売場の前にあるタクシー乗り場から各地に移動できます。一応適正価格とのことで各地への料金が出ています。戻りの場所にもよりますが、Grabとそう変わらない料金なので便利ですし、そのまま利用するのも悪くないでしょう。
安く戻るならやはりモータサイ
ここでも安いのはモータサイです。サンクチュアリー・オブ・トゥルースの門を出るとファミリーマートがあり、その横にモータサイ乗り場があります。あまりおすすめいたしませんが、タクシーと値段があまりに違うので私はつい利用してしまいます(笑)セントラルフェスティバルまで100バーツでした。
写真ではわかりにくい実際の迫力
サンクチュアリー・オブ・トゥルースの建物の迫力は写真ではなかなか伝わりにくいと思います。実際現地で見るとかなり近い距離感で巨大な寺院が目に飛び込んでくるため驚きがあります。入場料500バーツは少し高く感じるかも知れませんが、この素晴らしい彫刻の施された建築物は一度見る価値があると思います。
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詳細情報
The Sanctuary of Truth
住所:206/2 Moo 5, Soi Naklua 12 , Naklua, Banglamung, Chonburi 20150
電話:+66 (0) 3811-0653
営業時間:8:00 – 18:00