【タイ】タイの雨季はいつ頃でどんな感じ？冠水当たり前の雨季に過ごすバンコクの注意点や過ごし方

タイには３つの季節があります。暑気、雨季、乾季です。6月の現在は雨季に入っています。この雨季を過ぎると最も過ごしやすい乾季が訪れます。さて、この雨季ですが、どの程度の雨が降るのでしょう。また雨季に旅行で来た場合はどのような注意や過ごし方があるでしょう。

タイの雨季

タイの気候は熱帯モンスーン気候です。主に３つのシーズンに分かれています。

暑気　3月〜5月

雨季　6月〜10月

乾季　11月〜2月

若干のズレは毎年ありますが、雨季は11月くらいまで続くことが多く、特に雨季の始まりと終わりの時期には大量の雨が降りやすい傾向にあります。このため最も降水量が多いのは5月と9月、10月で、9月は平均的に300mmを超える降水量です。

タイの雨季と日本の梅雨の違い

日本にも雨がよく降る梅雨がありますね。近年は九州でゲリラ豪雨などもあり、気候の変化を感じますが、日本の梅雨とタイの雨季の違いとして、日本の梅雨は一日中雨がしとしと降り続けるのに対し、タイでは一時的に大量の雨が降りますが、一時間もするとやんでしまいます。ただ、豪雨の時はまさにバケツを引っくり返したような大雨となります。

雨が降る前は予兆がありますので気をつけておきましょう。まず強い風が吹きはじめます。木々の音が大きくなり、ドス黒い雲があれよあれよという間に覆い始めまたかと思うと、いきなりドバっと降り出すことがほとんどです。まずこの風が起こったら雨宿りのできる場所に急いで移動しましょう。そして無理に傘をさして移動せず、一時間ほどやり過ごせば大抵は雨脚が弱くなりますので気長に待ちましょう。

タイの雨季に起こる「冠水」

日本のニュースでも大きく取り上げられた2011年のタイの洪水。その被害は甚大であり、日系企業の産業面にも大きなダメージを与えました。各地の排水環境の劣悪さや、水の流れを食い止める森林が伐採されていることが影響していたなど、改善されるべきことは多くあるのですが、現在も対策されていない部分がほとんどといえます。

バンコクで冠水のおこりやすいエリア

冠水は正直なところどのエリアにも起こりますが、都心部で特にひどいのはアソークのスクンビットソイ21やソイ23でしょう。ソイ21はアソークのメインストリートであるにも関わらず、豪雨が降ればあっさりと冠水してしまいます。雨の中を移動したくないですが、場所によってはあっという間に冠水してしまいますので、ちょっと悩ましいとこではありますね。

地元のタイの人たちは冠水した道路をモータサイに乗って移動したりしますが、これは慣れですかね。

バンコクでの雨季の過ごし方

雨季にバンコクに旅行に来たら、王宮寺院めぐりなどは雨に降られても仕方ないとしまして、町の中で過ごすときは以下の過ごし方などいかがでしょう。

モールでショッピング

一番お手軽で安心なのはこれです。セントラルワールドのあるチットロムや、サイアムパラゴンなどサイアム系デパートのあるサイアムエリアは、モールの敷地面積が広く、何時間でもショッピングしたりやカフェで寛いだりして過ごせます。

マッサージ

なんといってもタイならこれですね。フットマッサージで歩き回った足の疲れをほぐしたり、体験したことがない方は是非タイ古式の全身マッサージを受けてみましょう。スパも日本に比べるとたいへん安く受けられるお店が多くあります。1時間などあっという間なので、マッサージが終わった頃には雨もやんでいるでしょう。

美術館

サイアムエリアにはコンテンポラリーアートを集めたBANGKOK ART AND CULTURE CENTRE（BACC）があります。タイの現代作家を中心とした展覧会が複数フロアで常時行われており、図書室やカフェもありますのでおすすめです。タイのコンテンポラリーアートを鑑賞して過ごす機会はあまりないと思いますので、是非足を運んでみてほしいですね。

タイの雨季に気をつけるポイント

これは年中そうですが、モールやカフェはどこもエアコンがかなり効いています。雨に濡れてしまってお店の中に入ると風邪など簡単にひいてしまいますので、薄手の上着は常に持っておくといいですね。

個人的な雨季のアドバイスとしましては、前述しましたように、強い風と雨雲を見かけたらすぐに雨宿りできる場所に避難！これですね。

では雨季も楽しいタイをお過ごしいただけたらと思います。

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