第11回シラチャ日本祭りが11月26日・27日、タイ東部のシラチャで開催されました。新型コロナのため昨年まで開催が見送られていましたが、規制解除によって3年ぶりに人気イベントが帰ってきました。
今回は日本から瑛人、BALLISTIK BOYZ、 PSYCHIC FEVERなどの豪華なゲストが参加し、大いに盛り上がりました。たくさんのテナントが並び、ライブステージがたのしめたお祭り初日のオープニングセレモニーと、会場の様子をレポートいたします。
シラチャの町について
シラチャはタイの東部チョンブリー県にあり、タイランド湾に面した港町です。ビーチリゾートで有名なパタヤは、シラチャから車でわずか30分ですが、町の雰囲気は大きく違います。シラチャは1990年代に日系企業の進出によって、周辺工業地帯における日本人居地域として急速に発展した町で、東南アジアでも屈指の規模日本人街があることで知られています。
そのため、バンコクなどの日本人居住区よりも日本色が強く、元は小さな漁村であった面影とともに、日本人にとって懐かしさを感じさせる町です。
シラチャ中心部 ロビンソンデパート
シラチャ日本祭りについて
シラチャ日本祭りは、2009年にシラチャ日本人学校が開校された年からスタートし、今回で第11回目を迎えました。シラチャを中心とした日系企業や飲食店などが多数協賛・参加しており、タイ国内のジャパンイベントでも大きな規模に成長しています。
今年は日タイ修好135周年記念の特別な年であり、その認定イベントになっています。そして今年7月に建立された真楽茶神社(シラチャ神社)より、お神輿2基に御霊入れの儀式行われ、参加者とともに練り歩くなど、他のジャパンイベントでは見られない儀式が行われました。
イベント概要
主催:チョンブリ・ラヨーン日本人会
後援:在タイ日本国大使館(日タイ修好135周年記念認定イベント)およびタイ国政府観光庁
日時:2022年11月26日・27日
会場:シラチャスカパープ公園
オープニングセレモニーの様子
夕焼けのきれいなシラチャの海をバックに、ステージでオープニングセレモニーが開始されました。
今年7月に建立された真楽茶神社(シラチャ神社)のお神輿に御霊入れの儀式が行われました。
神職はこの日のために日本からタイに来られたそうです。
関係者、ゲストなどが一斉に舞台に揃い、在タイ日本国大使館の大場次席公使による開会の挨拶がありました。
開会宣言、そして鏡開きの掛け声でお祭りのスタート。ステージでは華々しく紙吹雪とスモークが舞い上がります。
同時に花火が打ち上げられ、会場は一気に盛り上がりました。オープニングセレモニーの後は、PSYCHIC FEVER、BALLISTIK BOYZ、そして瑛人ら参加アーティストによるステージパフォーマンスが行われました。
お祭り会場の様子
シラチャに進出した飲食店や、その他のサービス業や製造業などの日系企業によるフードの出店などが並びます。
芝の広場には鳥居が設置され、皆さん写真撮影をたのしんでいました。
巨大な寿司のオブジェ。
シラチャの海に夕日が沈みます。
日も暮れて会場はお祭りらしさが一層深まります。
子供だけでなく大人にも人気だったのが射的。
ちょっと珍しい千本引き。タイ人の方々からすると見慣れないゲームに映ったことでしょう。
お祭りらしい金魚すくい。
芝の上にシートを敷いて、出店の食べ物をつまみながらお祭りを満喫する家族連れも多く見られました。
夜になり更に来場者が増える日本祭り。ヤシの木と鳥居や桜のある風景が独特です。
日本が色濃く感じられたお祭り
シラチャは、地方都市ということもあり、バンコクの日本人居住区とは雰囲気が異なる、タイに根付いた日本をより濃く感じられる町です。お祭りでの日本人同士も、日本で顔見知りが談笑するような懐かしい光景がそこらで見られました。
コロナから開放された3年ぶりのお祭りで、来場者の顔は皆明るく、ご家族でシラチャに住まれている日本人の子どもたちが、出店の食べ物をあれも食べたいこれも食べたいで駆け回る姿が微笑ましく感じられました。
思っていたよりずっと出店の数も来場者数も多く、来年は更に盛り上がりそうな楽しいイベントでした。
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