
2019年11月20日〜23日、バンコクのBITECにおいて「METALEX 2019」が開催されました。スマート金属加工技術の新しい世界を開く多数のブランドが集合した巨大見本市には日系企業も多く参加しました。ドイツのハイテクパビリオンやASEANの産業用ロボットイベント「ROBOT X」など見所満載の同イベントのレポートをお伝えいたします。
METALEX 2019 イベント概要

第33回目のMETALEX 2019は、「新しいスマートテクノロジー」をテーマに、4,800を超える新しい工作機械、金属加工ソリューションを通して金属加工の卓越性と成長のフロンティアを切り開きます。ナショナルパビリオンでは「ドイツパビリオン」など、50ヶ国4,000ブランドによる他の多くの金属加工技術、およびビジネスを次のレベルに引き上げるエキサイティングなスマートな新機能、コンテンツ、ビジネスチャンスが展開され、最も効率的かつ効果的な方法で、要求の厳しいASEAN市場に参入できるようにサポートするスマートゲートウェイです。
展示スペース:65,000平方メートル
展示スペース:10ホール
バイヤー数:10万人(タイ、ASEAN)
出展者カテゴリー

組み立ておよび取り扱い | 精密測定およびテスト |
コントローラー &コンピューターシステム | 半製品と原材料 |
流体力 | 板金成形機 |
ファスナー | ツールとツーリング |
工作機械 | チューブ |
ロボット(ROBOT X) | 送電 |
砥石と研磨剤 | 溶接 |
金属工作機械 | ワイヤー |
金型 | サポーターとパートナー |
日系ブランドの出展の様子
Hitachi Asia(Thailand)Co.,Ltd.

会場入り口付近の目立つ場所にブースを構えた1992年に設立のHitachi Asia(Thailand)Co.,Ltd.では、操作性・耐久性に優れた単相モータや、Hitachi のCMMSによるメンテナンスオペレーションなどが紹介されました。
ジェトロ

今回多くの参加企業で目を引いたジェトロのものつくり日本のブース。細かな部品や工具関係などこだわりある展示品が印象的でした。
Tokyo SME

タイ事務所を統括拠点としたASEAN進出を支援するTokyo SMEのブースでは、匠の技を感じさせるような機械部品から半導体関連の精密部品まで様々な出展企業がならびました。
相模原市

相模原市ではジャパニーズサブカルチャーが人気のタイにあわせたタイ語の漫画の案内資料が配られていました。特徴を出してしっかりアピールしていこうというエネルギーが感じられます。
北九州市

システムインテグレーター(SIer)ネットワークを打ち出した北九州市のブースではタイ人が講師となって来場客に向けレクチャーが行われました。
三菱エレクトロニクス

MITSUBISHI ELECTRICのブースではファクトリーオートメーションを中心に各プロダクトが紹介されました。

FIBER LASER MACHINEのデモンストレーション。
KEYENCE


この他にも多くの日系企業の参加があり、マッチングなどの商談が執り行われました。
ドイツのハイテクパビリオン

ドイツの工作機械製造業者協会(VDW)によるパビリオンでは、「金属加工におけるドイツのハイテク」をモットーに、約50の有名なドイツの工作機械メーカーと金属加工部門の企業がASEANの専門家にプレゼンテーションを行いました。
「ROBOT X」の会場の様子

別会場にて共催イベントであるASEANの産業用ロボットに関する最も包括的な一連のイベント「ROBOT X」が行われ、最先端の産業用ロボットとソリューションを通じ、生産性をかつてないレベルに高める方法を金属加工産業者に向けて提案されました。
フォーラム、セミナースペース
AI FORUM 2019

AI FORUM 2019では18人の著名パネリストによるAIについての講演が連日行われました。
日系企業が多く参加した同イベント
ホールを複数開放した巨大イベントで、全部見て回ると足が棒のようになるくらいの面積でした。今回たいへん多くの日系企業が参加しており、改めて製造業の活気を感じました。産業ロボットの会場でも日系ブランドが目立っており、日本のテクノロジーへの関心が伺えます。産業オートメーション化が進むことで、今後はタイも雇用数や求める人材にも変化が出てきそうです。
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イベントインフォーメーション
イベント名:METALEX 2019
会場:BITEC, Bangkok, Thailand
ホールナンバー:EH-98~106
主催:Reed Tradex
日程:2019年11月20日〜23日
イベント会場情報
バイテックBITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)
バンコク最大規模の収容を可能とするコンベンションセンターでBTSバンナー駅からスカイウォークで直結。
総フロア面積50,400㎡
駐車場は総計4,700台収容可能