2019年7月11日〜14日に、ホテル・リゾートからレストラン、カフェなど飲食関連の小売業者が集まった「TRAFS 2019」がバンコクで開催されました。今回13回となった同イベントでは、ホテルやレストラン、カフェやモール、不動産に至る場所に設置される飲食にまつわる機器が展示され、タイ国内外の業界団体より支援を受けたセミナーやワークショップ、イベントショー、コンペなどが行われました。同時開催は「ASEAN Retail 2019」、「Thailand Franchise & Business Opportunities 2019」でした。
訪問者プロファイル
ターゲットとなる訪問者のプロファイルは、40カ国からなるホスピタリティ、フードサービス、小売業界から以下を含む約2万人以上の決裁権者/バイヤーとなっています。
ホテル/リゾート/サービスアパートメント/コンドミニアム
レストラン/ファーストフードチェーン
コーヒー、ベーカリー、アイスクリームの販売店
バー/娯楽施設
ケータリング/フードセンター
病院/寄宿舎
クリーニング/ランドリーサービスプロバイダー
業界団体/政府機関
日系企業のブースの様子
Zojirushi SE Asia Corporation Ltd.
象印が東南アジアで展開しているZojirushi SE Asia Corporation Ltd.の出展ブース。
代名詞とも言える象印の炊飯ジャーは日本食レストランなどに業務用として販売されています。
Fuji Electric (Thailand) Co., Ltd.
タイではまだ日本のように普及していない自動販売機ですが、Fuji Electricの提供する自動販売機は主にホテルなどの宿泊施設やコンドミニアムで設置されています。
EPSON
ポスシステムのプリンターを展示しました。
日系企業以外の出展ブースの様子
「ITALIA」という合同ブースはイタリア料理に関連した調理機器、ワインの卸などが集まりワインのテイスティングができるカウンターが設置されるなど注目を集めました。
ピザ窯のメーカーMaranaは会場に設置した窯でピザを焼いて来場客にふるまいました。
会場にならんだカラフルなキッチンカーでは、実際に車で調理が行われ来場客に料理が提供されました。
日本色をブランドイメージとして打ち出した台湾のMARU Laundry。
イベントスペース
イベントスペースでは、シェフコンペティションやホテルフォーラムが行われました。
ビジネス商談会
Thailand Franchise & Business Opportunities 2019ではフランチャイズのビジネス商談の機会が設けられました。
参加が少なかった日系企業
今回のイベントでは日系企業の出展ブースがとても少ないことに驚きました。毎年参加していた関係者も日系企業が少ないことを指摘していたようです。このイベントに初めて参加された日本の小売業の方も場のアウェイ感に苦戦していた様子。これはバンコクでは飲食のイベントが多いため、別イベントに流れたためではないでしょうか。日系の勢いが衰えたとは考えたくないところです^^; また、日系企業ではないのに日本語のブランドを使用した企業もいくつか見かけられました。
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イベントインフォーメーション
イベント名:Thailand Retail, Food & Hospitality Services 2019 (13 th Edition)会場:BITEC, Bangkok, Thailand
ホールナンバー:EH 102
主催:Kavin Intertrade Co.,Ltd
支援:Thailand Convention & Exhibition Bureau (TCEB)
日程:2019年7月11日〜14日
イベント会場情報
バイテックBITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)
バンコク最大規模の収容を可能とするコンベンションセンターでBTSバンナー駅からスカイウォークで直結。
総フロア面積50,400㎡
駐車場は総計4,700台収容可能