2025年11月29日、30日にタイのチョンブリー県にあるシラチャで、第14回シラチャ日本祭りが開催されました。毎年動員数の更新を続ける人気の恒例イベントと成長した日本祭りは、今年はエリアを拡大し、大勢の来場者で賑わいました。参加アーティストには、ハナミズキで知られる一青窈さんが出演し、２日間にわたりBNK48をはじめとする豪華なゲストによるライブコンサートなどが行われました。お祭り初日のオープニングセレモニーと、会場の様子をご紹介いたします。
シラチャの町について
シラチャはタイの東部チョンブリー県にあるタイランド湾に面した港町です。シラチャは、1990年代に日系企業の進出によって、周辺工業地帯における日本人のベッドタウンとして急速に発展しました。そのため、バンコクの日本人居住区よりも日本色が強く、東南アジアでも屈指の規模日本人街があることで知られています。元は小さな漁村であった面影とともに、日本人にとって懐かしさを感じさせる町です。
シラチャ日本祭りについて
シラチャ日本祭りは、2009年にシラチャ日本人学校が開校された年からスタートし、今回で第14回目を迎えました。シラチャを中心とした日系の飲食店や企業が多数協賛・参加しており、タイ国内のジャパンイベントの中でも高い集客を誇る人気イベントに成長しています。2023年からは、真楽茶神社（シラチャ神社）より、神輿がお披露目され、会期中には神輿かつぎも行っています。
イベント概要
第14回シラチャ日本祭り
主催：チョンブリ・ラヨーン日本人会
後援：在タイ日本国大使館およびタイ国政府観光庁
日時：2025年11/29(土)・30(日)
会場：シラチャ健康公園(スカパープ公園)
公式Facebook：https://www.facebook.com/sriracha.japan.festival/
出演者
一青窈、Palmy、ダー・エンドルフィン、FES☆TIVE、伊豆田莉奈、Stellagrima＊、Ikinari Tell Me、中井優月ほか
オープニングセレモニーの様子
タイでは10月24日に崩御されたシリキット王太后陛下の喪中であり、1分間の黙祷が捧げられました。
男声合唱団による国歌斉唱。
通年通りならば、このあと出演者総出で恒例の鏡開きが行われ、乾杯とともにお祭りが開催されますが、今年は厳かに開会が宣言されました。
お祭り会場の様子
静かに開会したメインステージですが、ライブが始まるとステージ前にはこの観客の数。
この日のシラチャは気温も低めで、長くタイに住んでいる自分としては肌寒いくらいでしたが、ステージ前は汗の出る熱気でした。
特に終盤の、BNK48から一青窈のステージはたくさんのオーディエンスで埋め尽くされました。一青窈さんのライブでは、あちこちから日本語が飛び交い、日本からの大物アーティストの生歌をたのしみました。
ステージ横には、真楽茶神社の神輿が飾られています。神輿は日曜の午後に神輿担ぎが行われ、一般参加できます。当日は、参加アーティストの一青窈さんや、アイドルの皆さんも神輿担ぎをされました。
メイン会場の芝生では、ピクニックのように食事をしながらコンサートを観るのがシラチャ日本祭り。
タイではすっかり定着している日本食。飲食のブースは大盛況です。
お祭りらしい金魚すくいのブース。
撮影スポットのミニ雷門。
こちらは、今年拡大されたエリアです。拡大されてもすでに人で埋め尽くされていますので、年々来場者数が増えているのがわかります。
セカンドステージでも同時にライブコンサートが行われました。
成長を続ける港町シラチャの恒例イベント
今年はエリアを拡大し、セカンドステージが設置され、ライブパフォーマンスを2倍たのしむことができたシラチャ日本祭り。一青窈さんのライブでは大勢の在タイ日本人が訪れ、大いに盛り上がったメインステージでした。来年も更に大きなイベントに育ちそうな日本祭りです。
