2019年9月4日〜7日に、カフェからワインなどのスピリット、そして飲食関連からホテルの設備やホスピタリティを扱った小売業者が集まった「Food & Hotel Thailand (FHT) 2019」がバンコクで開催されました。「Coffee & Tea Culture」、「Hospitality & Retail Technology Asia」、「Wine & Spirits Thailand」の3つイベントの合同開催で、アジア、ヨーロッパから多くの企業がブースを出展しました。この他イベントはASEANコーヒー連盟(ACF)が支援するプロのコーヒーコンペティションとセミナーや、TICCのタイの第25回国際料理カップが行われるなど盛りだくさんな内容でした。
訪問者プロファイル
ターゲットとなる訪問者のプロファイルです。
航空会社/クルーズライナー/鉄道/旅行ケータリング
バリスタ/カフェ/コーヒーショップ/パン屋
食品および飲料の輸入業者/流通業者/卸売業者/製造業者および加工業者
フードサービスおよびキッチン房機器および供給輸入業者/流通業者/卸売業者
政府および貿易協会/メディア
ホテル/レストラン/リゾート/カントリークラブ/スパとライフスタイルのオーナーと管理/クイックサービスレストラン
不動産オーナー/デベロッパー/サービスアパートメント
小売/ハイパーマーケット/スーパーマーケット/デパート/食料品/コンビニ
ソムリエ/ワイン&スピリッツ輸入業者/流通業者/卸売業者
日系企業の出展ブースの様子
イベント会場に入ってすぐの目立つ場所には、日本の自治体による出展ブースがありました。
台東区
台東区のブースではYouTube向けでしょうか、動画撮影が行われていました。台東区はバンコクのバイテックでのイベント参加が活発でしばしば見かけます。そのようなことからマーケティングもやや出来ているのでしょうか、桜の木の装飾など写真撮影しやすいつくりのブースは写真好きのタイ人の好みをよく理解しているといえます。
大阪市は一区画にブースをかためて飲食からその関連の商品が紹介されました。
こちらナニワ研磨工業砥石㈱のブースで実際に包丁を研ぐ姿にタイの人々も興味津々でした。
宮崎県
南国の個性を活かしたバナナカリーや無添加食品などの商品がならびました。
株式会社フジマック
業務用厨房機器フジマックのブースでは実際に調理機器の性能をライブで紹介。
UCC
UCCは多角的なブース仕様になっており、サイホンでコーヒーを入れるデモンストレーションからコーヒー機器の紹介、そしてサンプリングなどが行われていました。
EU Business Avenuesの出展ブースの様子
EU Business Avenuesは、ビジネスサポートの成功したEU Gatewayをモデルにしたプログラムで、成長する東南アジア市場に焦点をあてています。今回はワインを中心に多くのユーロ企業が参加しました。
オーガニック製品を中心にワインなどを紹介。
Bedogni Egidioのハムのサンプリングはあっという間に無くなりました。
アルプス産ミネラルウォーターの会社ですが、ワインとおつまみを囲んで試飲する姿はいかにもヨーロッパらしい雰囲気ですね。
その他の出展ブースの様子
飲食や設備機器、関連サービスなどの出展ブース。
この一角はお酒の紹介が多く、お酒好きが試飲などで集まって飲み歩き状態のようでした。
ホテルの関連企業ではベッドや寝具などが紹介。
イベントスペース
Carpigiani Gelato Universityによるジェラートのワークショップ。
タイランドコーヒーイベントの模様。
ユーロ企業の参加で多彩なイメージだった今回のイベント
EU Business Avenuesはシンガポールを中心としたパートナーシップの育成プログラムのようですが、今回広い面積でブースを展開しており目立った存在でした。ASEAN諸国は観光立国が多く、欧米企業の進出も各国盛んであるため、ユーロのアプローチの機会は今後さらに増えてくることでしょう。
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イベントインフォーメーション
イベント名:Food & Hotel Thailand (FHT) 2019
会場:BITEC, Bangkok, Thailand
ホールナンバー:102-104
主催:Informa Markets
日程:2019年9月4日〜7日
イベント会場情報
バイテックBITEC(Bangkok International Trade and Exhibition Centre)
バンコク最大規模の収容を可能とするコンベンションセンターでBTSバンナー駅からスカイウォークで直結。
総フロア面積50,400㎡
駐車場は総計4,700台収容可能